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みんなの受験体験談

定年を控え、メル友を見つけてイタリア語に挑戦

奥田 治幸
第33回2011年秋季 4級合格Le Ali 14号

偶然、イタリア人のご婦人がイタリアの家庭料理の作り方をイタリア語で説明しているテレビ番組を見たのが、イタリア語との出会い。料理につられて、イタリア語の学習書を購入し、動詞が90通りに変化するという恐ろしい記述にでくわすも、別の文法書の外国人が学ぶには最適のことばという語り口調にのせられ、文法を2-3か月で一通り読むと、日本語に似た語感もあって面白い。

日本人とのメール交換を希望するサイトで見つけたイタリア人と、メール交換に挑戦することに。辞書片手の拙いイタリア語でも、ほめ上手なイタリア人とのメール交換で楽しさも手伝い、イタリア映画にチャレンジしてみたが、聞いたり話したりすることはまるでダメ。定年を間近に控え、時間のゆとりができたのを機に、7月から語学学校に通いはじめた。

逐語訳中心の40年前の語学教育しか受けたことのない身にとっては、母語とする先生から習うのは初めて。さらに、読解にしても、聞き取りにしても、細部はいいから大意を掴みなさいという先生方の教えは新鮮で、おおらかに、しかし集中して教材を読み、聞き、そのたびに流れとして何を言っていたかを考えよう、それをイタリア語で説明しよう、と努力する癖がつき、これが案外効果的。進み方は人の倍以上かかっている気がするが、聞き取りもちょっとずつ進んでいる。このたび学校のカリキュラムの一環で、実はあまり興味のなかった検定を受験。手ごたえはそれなりに!

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